内外電機100周年-2020年

内外電機株式会社

おかげさまで創業100年を迎えました

Story

内外電機株式会社は2020年6月に、創業100周年を迎えさせていただきました。これもひとえに皆様方のご愛顧、ご支援のお陰であり社員一同衷心より感謝いたしております。前身の丹羽金属製作所は、1920年(大正9年)に大阪市で創業し、戦前は金属加工業を営んでおりました。戦後、東京電力様をはじめとする9電力様が1951年に設立され、それまで屋内設置であった積算電力量計を軒下設置に変更されることとなり、風雨から機器を守る保護器具を公募された際に、弊社の計器函やフードをご採用いただき電力様や電気工事業者様とのお取引が始まりました。 その後、製品は引込開閉装置や配電箱そして配電盤へと広がり、今日の事業につながっています。戦前におきましては、電気工事業者様の多くが配電盤を組み立てておられましたが、戦後の復興需要の増大とともに弊社のような専業メーカーに配電盤組み立て事業を委ねていただくようになりました。 1958年には全国初となる屋外用キュービクル式受電設備を開発し、また1960年代からは受電設備や配電盤の標準化に取り組んでまいりました。  電力はこれからも社会生活に欠くことができない重要なエネルギーであり、弊社の製品は今後も世の中の多くの人々のお役に立ち続けなければなりません。 弊社は微力ではありますが、変化への対応に尽力し、少しでもお客様のお役に立てる企業づくりに邁進してまいりますので、皆様方には倍旧のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。

代表取締役 丹羽 一郎

100年のあゆみ

  • 1920年6月

    丹羽長三、大阪市東区(現天王寺区)山之下町に丹羽金属製作所を創業、各種開閉器、断路器などの電機器具の製造・販売を開始する。

  • 1934年9月

    帽子掛け、万年筆付属金具、ラジオ部品、電機部品、つめ切りなどの製造・販売を開始する。

  • 1945年6月

    昭和16年(1941)、日本は太平洋戦争に突入。戦況悪化にともない奈良県山辺郡への工場疎開はじまる。

  • 1951年5月

    電力会社の積算電力量計の屋外設置化にともない、電線引込口パイプおよびラセン管の製造を中止し、新たに「鉄製屋外用計器箱」の製造をはじめる。

  • 1953年4月

    丹羽史朗、代表取締役に就任。株式会社内外電機製作所に改組。

  • 1956年3月

    電器用品取締規則による製造免許を取得。同年7月には配電凾の型式承認を取得し製造・販売を開始。

  • 1958年4月

    キュービクル式の「屋外用受電設備」を受注。全国初の開発商品として注目される。

  • 1959年8月

    プラスチック製計器箱を開発。関西電力を皮切りに認定が相次、後に全9電力会社からの受注となる。

  • 1964年10月

    岐阜県可児郡御嵩町に「岐阜工場」を竣工、配電箱の生産工場として操業を開始する。

  • 1967年

    屋内用キャビネット、「Mボックス」を開発、販売を開始する。

  • 1968年12月

    配電盤メーカーとして初めて「標準キュービクル(エスコン)」を開発、販売を開始する。

  • 1969年7月

    カタログ製品の「総合価格表」を初発行。

  • 1970年3月

    日本万国博覧会に多数の配電盤を納入。

  • 1976年3月

    東大阪市高井田本通に本社ビルを新築。

  • 1978年11月

    自立配電盤から端子盤まで、約一万種におよぶ全機種を品番化したEO(イージーオーダー)盤を開発、販売を開始する。短納期、低価格を実現するとともに、定価販売方式を確立する。

  • 1984年9月

    「インバータ制御盤(ナインバーター制御盤)」を開発、販売を開始する。

  • 1986年1月

    岡山県津山市綾部工業団地に「津山工場」を竣工。標準分電盤および盤用ボックスの一貫生産工場として操業を開始する。

  • 1986年1月

    業界に先駆けてボックスの粉体塗装を初採用。

  • 1991年4月

    設計業務の近代化に向けて「CADシステム」を導入する。

  • 1991年9月

    大阪府四條畷市に「京阪奈工場」を新設、配・分電盤、キュービクルの組立て工場として操業を開始する。

  • 1992年1月

    「岐阜工場」を新たに竣工、ホーム分電盤、電力会社向けメーターボックス、自立ボックスの一貫生産工場として操業を開始する。

  • 1993年7月

    丹羽一郎、代表取締役社長に就任。企業イメージの一新を目的にCIを導入、社名を内外電機株式会社に変更する。

  • 1995年4月

    デマンド監視制御装置「デマンドマスター」を開発、販売を開始する。

  • 1995年5月

    分電盤の多様化に対応した「TOP(テクノロジカリー・オリエンテッド・パネル)分電盤」を開発、販売を開始する。

  • 1999年5月

    山梨県南アルプス市に「山梨工場」を竣工。キュービクル式受電設備、配・分電盤、屋外用キャビネットの一貫生産工場として操業を開始する。

  • 1999年6月

    分岐ブレーカのねじレス化を実現した「プラグインブレーカ分電盤」を開発、販売を開始する。

  • 2000年5月

    京阪奈工場が「JSIA優良工場」認定を取得する。

  • 2000年11月

    京阪奈工場・本社・営業部門にて 「ISO9001」 認証取得。その後、全社に認証を拡大する。

  • 2001年11月

    山梨工場「JSIA優良工場」認定を取得する。

  • 2002年6月

    プラグイン小形ブレーカを搭載した「ミニTOPホーム分電盤」を開発、販売を開始する。

  • 2002年10月

    プラグイン小形ブレーカを搭載した「ミニTOP分電盤」を開発、販売を開始する。

  • 2005年7月

    メール通報機能を有したユビキタス時代の警報盤「インテリジェント警報盤 IAS-16」を開発、販売を開始する。

  • 2006年4月

    省エネ法特定機器規制「トップランナー変圧器(第一次判断基準)」に適応したキュービクルを開発、販売を開始する。

  • 2008年8月

    制御回路・表示機器を電子回路化した制御モジュール搭載の、「TOP制御盤」を開発、販売を開始する。

  • 2009年9月

    電気自動車用充電器「エレナージ(Elenerge)」を開発、販売を開始。2010年5月に商標登録をする。

  • 2012年12月

    再生可能エネルギーの固定価格買取制度が施行され、太陽光発電システム用接続箱、及び直流集電箱を開発、販売を開始する。

  • 2017年5月

    代表取締役社長、丹羽一郎が藍綬褒章を受賞

  • 2018年4月

    リニューアル向けに施工性を追求した「トレーボード分電盤」、「アジャストダクト」、「内器交換キット」を開発、販売を開始する。「内器交換キット」は後にJECA FAIR2018製品コンクール大阪市長賞を受賞

  • 2019年12月

    折り戸式ドアを採用した「壁掛けウィングキャビネット」を開発、販売を開始する。